カントン包茎は、包茎の症状の中でも特に深刻なものだとされています。その理由が数多くあるデメリットで、放置や軽視をしていると最悪は男性機能そのものが失われてしまうことさえあるのです。

ここからはそんなカントン包茎の恐ろしい症状についてご紹介をします。今自分自身がそうなっている男性も、或いはパートナーがそうだという人も、是非目を通してそのリスクを確認しておいてください。本当の恐ろしさを知ることで、積極的な治療への後押しになることでしょう。ただのコンプレックスでは済まないことを、よく理解しておくべきです。

包皮の口が狭いことで起こる弊害

カントン包茎は包皮の口である包皮輪が非常に狭く、簡単に亀頭を露出させられないのが代表的な症状です。このことで何が恐ろしいかと言うと衛生面で、陰茎の全てを丁寧に洗うことが難しくなるため亀頭の炎症が起きやすくなります。

まだ赤みや痒み程度ならいいのですが、重症化すると亀頭炎や包皮炎も起こり、果てには性感染症を罹患してしまう可能性が高くなっていくのです。ですがこの治療についても包皮輪が狭いことが災いし、上手に薬を使えなかったり完全な治療に手間取ることが多いです。つまりカントン包茎の影響で患ってしまった病気が、カントン包茎のせいで治しにくいという負のサイクルに陥ります。

亀頭が露出できないと亀頭と包皮の間に汚れが溜まりやすく、所謂恥垢と呼ばれるカスが溜まりやすくなるデメリットもあります。恥垢が溜まると見た目以外に悪臭の問題も出現し、パートナーがいる男性なら性交渉の際の深刻な問題に発展します。

そこが原因で破局という例も珍しくはないため、やはり一番は亀頭を中心とした陰茎全体の衛生面が脅かされることがカントン包茎の厄介なところでしょう。亀頭が出なければ女性の膣への刺激も和らいでしまうため、パートナーに快感を与えにくくなることも覚えておいてください。

無理に剥こうとすると最悪の事態に

カントン包茎は、他の包茎よりも一際包皮を剥くのが大変です。無理に剥こうとすると激しい痛みを伴い、陰茎全体が締め付けられているような不快感も伴います。

ですが本当に恐ろしいのはここからで、カントン包茎の症状の中には包皮を強引に剥くことで亀頭がドーナツ状に腫れてしまうというものがあります。ドーナツと聞くとピンと来にくいかもしれませんが、要は尿道を中心に口を開けたような状態で腫れ上がるのです。

こうなると腫れている部分が邪魔をし、包皮が元に戻らなくなってしまいます。戻らなくなった包皮はその後に亀頭の根元部分を強く締め続け、最終的には血流が止まってしまうことがあります。血流が長時間止まれば壊死する可能性もあり、極めて危険な状態です。

ここまでの症状になってしまえば緊急手術の必要性が出るため、すぐにでも病院へ行かなければなりません。時間との勝負になりますし、最早恥ずかしいなどとは言っていられなくなるのです。

よってカントン包茎を抱えている人は、無理に剥かないよう注意しておきましょう。ついつい手を加えてみたくなるところですが、仮性包茎のように簡単な話にはなりません。仮に剥くのであれば、いざというときに駆け込める病院を先に見つけておくことをおすすめします。

皮膚の硬化を引き起こす恐ろしさ

カントン包茎を長く放置していると、包皮や周辺の皮膚部分がどんどん硬くなっていくことがあります。これを皮膚の硬化と呼び、炎症と完治を繰り返していく内に皮膚の感触や感覚が変わっていってしまうのです。

硬化をすると見た目にも変化が生じ、人によってはカントン包茎から真性包茎へ変化するケースも珍しくはありません。ただこの場合の真性包茎は普通のものとは違い、包皮が硬くなっている状態で患うものですから、もちろん本格的な治療をする際の苦労や費用が大きくなります。

また硬化した皮膚は動かしにくく、性行為の中で甚大な影響が出ます。例えば女性の膣の中に挿入して動かそうと思っても、皮膚が硬くて動かないので少しのピストン運動で激しい痛みを伴うようになるのです。当然激しい動きなどできるわけもなく、女性にも多大な気を遣わせてしまいます。

以上のことから炎症があまり起きていないようなら心配はないのですが、包皮炎や亀頭炎を既に繰り返している人は硬化の可能性を考慮しなくてはいけません。硬化をする前に治療に踏み切るのが理想ですから、そうなってしまうまでに勇気を出して一度受診しておく方がいいでしょう。感触だけの問題ではないので、決して甘く見てはいけません。

まとめ

カントン包茎は、放置をすればするほど抱える弊害の数が多くなっていきます。特に無理には剥かないこと、これが最重要ポイントです。緊急手術になる状況だけは、何としても避けなくてはなりません。
そして皮膚の硬化が始まっているように思えたら、なるべく早めに医師への相談をしておきましょう。不安なようなら、複数の病院で診てもらうのがおすすめです。

見た目だけのコンプレックスで終わるなら大した話ではないのですが、カントン包茎はそうはいきません。他ならぬ自分自身の男性機能を守るため、余計なストレスや悩みを解消するためにも前向きな治療が望まれます。

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